特に象徴的だったのは、11月26日の東京12R。同日のダート1400m戦よりも遅い(!)スローペースとなり、結局、前々経済コースで運んだ1・2枠の4頭が1着~4着を独占。
そして、8枠から差してきた2頭は差し遅れて5・6着…。
「いかにも」の内容と結果になったのですが、馬場状態に関わらず東京芝1400m戦ではこのような内容と結果が本当に多いのです。
このワンポイントを知っているだけで東京芝1400m戦の予想は正確性が増します。的中頻度も増えます。
このような「よくハマる、距離条件別のマル秘法則」を目一杯に詰め込んだレポートが「競馬場別・完全読本」というワケです。
前述の東京芝1400mの件以外にも、たとえば下記のような「知られざる、
距離条件別の役だつ法則」をレポート内でご紹介しています。
[東京ダート1600m]8枠の馬は、1枠の馬に比べて好走する確率が「倍」
1枠馬と8枠馬を勝率・連対率・複勝率のいずれで比べても8枠馬のほうが約2倍、アベレージが高い。特に2016年はこのアベレージ差がさらに高まってきている。ともあれファンが思っている以上に(?)外枠絶対有利のコース。
[中山芝1800m]ローカルの1800m戦で好走実績がある馬に要注目
中山芝1800mとローカル1周コースとではラップやコースレイアウト等の共通点が多いため。中央場とローカルは別物だから…と考え過ぎる必要は無い。坂の有無についてもよほど苦手な馬以外は考えすぎる必要はない。
[中山ダート1800m]冬場に凍結防止剤が入ると先行有利のコース特徴がさらに強くなるが、良馬場時はいっそう時計が掛かり、道悪時はいっそう時計が速くなる
よって凍結防止剤が入った時の道悪時は持ち時計比較も予想ファクターに加えるのが効果的。ただ良馬場時はあまり意味が無い。
[京都芝1200m]近年は「人気の先行馬+人気薄の先行馬」で決着する単調なレースが多い
芝1200mとしては異質のスローペースになる事が、近年特に増えているため。今は京都の芝レースの中でこの1200mが最も「先手必勝」の色が濃い。
[京都ダート1400m]京都ダート1200mの好走実績はあまりアテにできない。しかし中山ダート1200mの好走実績はけっこう信用できる。
同じ京都ダートでも1200mとはレースの流れ方など「異なる点」が多く、むしろ中山ダート1200mとのほうがその点での共通項が多いため。
[阪神芝2000m]クラスによって狙う脚質を大きく変えるべき舞台。下級条件は逃げ先行、上級条件は差し狙いで。
上級条件になると前傾ラップ戦が増え、レースの流れが一気にタフになるため。よって上級条件では(レース質が全く違う)阪神芝1800mの好走実積はあまりアテにできない。
[阪神ダート2000m]東京ダート2100mで好走実積のある馬、阪神ダート1800mで速めのペースで先行してスタミナ切れした先行馬が狙い目
前者は阪神ダート2000mと流れが似ているため。後者は阪神ダート2000mよりも流れがキツめのため。
[中京芝1200m]枠傾向が近年急変!外枠有利の傾向が消滅
数年前まではずっと「中京の芝短距離は外枠有利」が定説だったが、ここ1~2年は馬場の作りが替わったためか、7・8枠のみ勝率・連対率・複勝率のいずれも、他枠より大きく劣っている。
2016年はさらに顕著になっており、外枠有利の傾向がほぼ消えているので注意。
[中京芝2000m]シンボリクリスエス産駒、ネオユニヴァ-ス産駒は過信禁物
前者は近3年複勝率が僅か12%、後者は近3年当条件でなんと未勝利。特に、他条件で好走後に当条件へ転戦してきた両産駒は過信禁物近3年=2016年冬開催開幕前から遡って3年。
[新潟芝1200m]8枠馬が意外に走る。しかも回収率が高い
枠が外すぎると敬遠されるのか、意外に8枠馬の回収率がいい。8枠だからといって画一的に狙いを下げる事はしない方がよい。
[新潟芝1400m]最近は、マイル戦や東京芝1400mで好走した馬の台頭が増えている
近年はミドルペース、またはそれ以下の緩ペースで流れるレースが増えているため、同様の流れになるケースが多いマイル戦や東京芝1400mでa好走してきた馬の好走が増えている
[新潟ダート1200m]美浦の坂路で前傾ラップの坂路調教を施してきた馬は要マーク
美浦の坂路と新潟ダートはコーナーの回りかたが同じため。テンを速く入ったうえで、全体時計も速めでまとめてきた馬も要注意。調教タイムと結果がけっこう直結しやすい舞台。
[新潟ダート1800m]シニスターミニスター産駒が異常なほど走る
2014~2016年で(11.3.1.17)、勝率34%、複勝率47%。地力が要らずスピードが出るダートでかつ単調な先行力が生きる当舞台ぴたりマッチする血筋ゆえの現象。
[小倉芝1200m]古馬戦では、最終調教を「馬なり」で済ませた馬が勝ち切る事が多い(冬場は除く)が、2歳戦では逆に、最終調教で「馬なり以外」のメニューを施した馬が勝ち切る事が多い
体がデキている古馬と、デキていない2歳馬とでは調教を見るべき「ポイント」が違うコース、というコト。
[小倉芝2000m]ディープインパクト産駒の成績をハ-ツクライ産駒の成績が大きく上回っているコース。他場の2000m戦で結果を出せなかったハ-ツクライ産駒が当コースに替わって前進する事も多い
小器用さとタフさ&スタミナの両面が求められる舞台のため。
[小倉ダート1000m]出走メンバー中で「最終調教のタイム(4F)が速かった馬」がそのまま単純に上位に好走するケースがけっこう多い
最終調教でのラストの加速度は必要なし。大切なのは4F全体の速い時計。テンから速ければなおヨシ。
[札幌芝1200m]函館芝1200mで差し届かず惜敗していた馬は当舞台替わりで狙い目
函館1200mよりも差しが効きやすいため。
[札幌芝1500m]コース形態が酷似している「中山マイル」の実積馬が強いワケではない。むしろ東京・京都・阪神の芝マイル戦での好走実積のほうが買い材料となる
中山マイルと違って、意外に瞬発力勝負の趣が濃いレースが多いため。
[札幌ダート1000m]単純に「逃げ先行馬の天下」のコースだが、回収率でも逃げ先行馬が差し追込馬を上回っている
つまり「過剰人気の差し追込馬」が絶好の嫌いどころとなる、というコト。そういった馬は結構いるし、しかも期待どおりに(?)凡走してくれることが多いのでぜひ気に留めておきたい。
[函館ダート1700m]8枠馬の好走確率が非常に高い
小回りトラックを馬群の外めから自由なタイミングで動ける8枠馬に大きな利があるコース。特にここ1、2年は勝率・連対率・複勝率とも他枠より成績がハッキリ頭ひとつ抜けている。
とりあえず20項目を羅列してみましたが、上記は「競馬場別・完全読本」レポートに掲載された内容のうちの、本当に「ほんの、ごく一部」です。
全場あわせると、実に数百にものぼる「マル秘の法則」をご紹介しています。
「競馬場別・完全読本」はこのような内容を存分に詰め込み、PDFレポートの形で皆様にお届けしたものでしたが、そのレポートに掲載されている全ての法則の内容を、今回は当ソフトにほぼインプット。
そして、
完全読本に掲載したマル秘の法則に「該当」している、いわば今回のレースで「完全読本の内容的に=当舞台への適性的に狙える馬」は果たしてどの馬か、
それがひと目で分かる機能を付記しました。
いわば「競馬場別・完全読本」をソフト化した形ですが、これで
PDFレポートを逐一開かなくとも、当ソフト上でワンタッチ操作を行うだけで、
出走各馬の「そのレースに対する適性」の有無がすぐに分かるようになりました。
また「競馬場別・完全読本」は全場ぶんの完成から既に3年を経過。その間、各場の各レースで起こる事象も傾向がかなり変わってきています。
そこで、3年前に発刊した「競馬場別・完全読本」の内容に関しても10場ぶん全て、内容の全面見直しを敢行。掲載内容を大幅リニューアルし、今の競馬の傾向・状況に即した内容に改めました。
そんな「あらためて見直しを図った、競馬場別の最新の馬券ノウハウ、ロジック」をソフト化して、このソフトの中にインプット。
それが、各レースの出走馬ごとに「完全読本で紹介した内容への該当度合」が、一目瞭然で分かるようにしたのです。
最新の「傾向」を反映させたうえで皆さんに「該当馬」をお知らせしますので、より実用度の高い機能として活用して頂けるものと確信していますし、
また以前から「競馬場別・完全読本」をご愛用頂いている方にも、その最新バージョンとして当ソフトを捉えていただければ幸いです。
さらに…今回は、「競馬場別・完全読本」に掲載されていない下記のような項目からも、出走各馬について「診断」。
当該レースで実力的に足りる馬なのか、当該レースに適性面がマッチする馬なのかより多角的に診断できる機能を付記しています。しました。ほんの一部ですがご紹介しておきましょう。
「小回り実積」チェック
テンから速いペースで流れたレース=各馬の力の元値の高低が素直に結果に反映される事が多いもの。特に(最後まで流れが緩まない)小回りでのしいペース戦で好位で流れに乗った上で崩れなかった馬は要注目です。
当機能は、
そんな「要注目」の走りを見せてきた馬はどの馬か、近走のうちどのレースがそれに該当するのかがひと目で分かるようにしました。
これで「近走でハイレベルの走りを消化してきた馬」がひと目で分かりますのでレース予想の貴重な参考材料として頂きます。
「母父馬」成績チェック
血統予想において大切なのは、何も「父方=種牡馬の成績」だけではありません。
気になる馬の「母父」の成績をワンタッチ操作で確認することができます。一歩深い血統予想が叶います。
「枠番別」成績チェック
そのレースの距離条件における
「直近●年の枠別・成績データ」を、任意の集計期間で確認できる機能。
たとえば、そのレースの距離条件が「京都ダート1400m」だとすると、京都ダート1400m戦における1~8枠それぞれの勝率・連対率・複勝率・単勝回収率・複勝回収率を、1年単位で調べる事ができます。
すると、京都ダート1400m戦の場合は1枠の馬の成績が低調で、しかも回収率も低い事が分かるのですが、それがレース予想をしながらオンタイムで、ワンタッチ操作で分かります。
レースの予想をしている時に、「今回の舞台は、そもそも内枠有利だっけ?外枠有利だっけ?」とフと思う事も覆いかと思いますが、
そんな時に、その点をワンタッチ操作で確認する事ができますので、レース予想の貴重な判断材料としていてでくことができます。
「騎手・調教師・種牡馬・馬主」成績チェック
騎手も「人の子」。たとえトップジョッキーであっても、得意のコースや距離条件があったり、逆に苦手な舞台があったりするものです。
多くの馬を「自分のスタイル」で日々管理する調教師にいたってはさらに、その傾向が顕著。
種牡馬については、さらに顕著な傾向が現れがちです。
全国の競馬場で無敵の強さを誇るディープインパクトの産駒でも、たとえば(あまり知られていないことですが)福島2000mや函館2000mでは成績があまり良くありません。
そんな事をワンポイントだけでも知っているだけで、競馬予想に深みが出るのは言うまでもありません。
馬主の成績にしても同様です。
巷では「地元馬主の馬を狙う馬券作戦」が各メディアで取り上げられていますが、あれは「地元で弱い馬主」の話が出てきません。じつは地元で弱い馬主のほうが多かったりするのですが…。その点まで「最新のデータ」で逐一しっかり確認してこそ、
レース予想に真に役立つファクターとして活用することができます。
そんな、
レース出走全馬の「騎手・調教師・種牡馬・馬主」の成績を、各レースの出馬表上で容易に確認でき、レース予想に瞬時に役立てることができるのが当機能です。
任意の期間(直近1年、直近3年など)を設定したうえで、各レースごとの出走馬の「騎手・調教師・種牡馬・馬主」の最新成績をチェックすることができます。
もちろん、前レースまでの成績が反映された「最新版」のデータを瞬時に御提供。
「真に役立つ最新のデータ」をタイムリーにお手元で確認して頂くことができます。、
また、
当機能のもう一つの特徴は出走各馬の「騎手・調教師・種牡馬・馬主」各要素のうち、2要素を組み合わせた(たとえば騎手+調教師など)時の直近成績を診ることができる点です。
たとえば「あれっ。このレースに出走している小島太厩舎の馬が気になっているんだけど今回は田辺騎手が乗るんだな…。この厩舎の馬に彼が騎乗するのは珍しい気がするけど、
このコンビの成績は実際のところどうなのだろう?」などと気になった時に、出走表のその馬の欄をワンクリック操作すると「小島太厩舎+田辺騎手」の直近成績がすぐに出てくるといった案配です。
ですので、レース予想を普通に進めながらちょっとその点が気になった時にすぐに簡単に調べられ、すぐに自らの予想が深まる…というワケです。
ご提供する組合せは下記3つ。
・厩舎の勝負気配までもが分かる 「騎手+調教師」
・馬主と厩舎の相性が分かる「馬主+調教師」
・馬主の勝負気配や騎手の嗜好が読み取れる「騎手+馬主」
ありそうでなかった当機能。
けっこう、お役にたちます。
カンタンにデータ一本で予想してみたい方も、自分の予想を深めたい方にもきっと役立つ機能です。
また他に、
TARGET frontier JVに当サイトの内容を一部取り込んでいただくことができるシステムなども備え、汎用性の高いソフトを実現しました。